戸建てリフォームのなかで、キッチンに対面するカウンターをつくりました。
カウンター高さは、既存キッチンの腰壁の高さに合わせました。その腰壁の高さは1.2mあるので、一般的なものより20~30センチも高いカウンターになります。
ご主人がアメリカ人でお子様方も背が高いのですが、奥様の身長は160センチほどなので心配しましたが、「カナダのコンドミニアムで、ハイカウンターは体験済みだから大丈夫!」とのことでしたので、提案時の一般的な高さのハイカウンターから超ハイカウンターに変更しました。
カウンターを高くすると、当然スツールも背の高いものを合わせなければならないので、以下の3つの方法を検討しました。
①既製品で探す
②セミオーダーで特注する
③フルオーダーで特注する
たくさんの既製品スツールを探しましたが、このカウンターに合う超ハイスツールは日本に存在しないようでした。いくつかの家具メーカーから、座面(座るところ)の高さ位置を変更できると返信がありました。しかし、20センチ以上高くすると安全性に問題があるとの理由で、最終的には断られてしまいました。
家具職人さんがいろいろ探した結果、ちょうどいい高さの脚パーツが見つかったので、座面だけオリジナルでつくり、脚パーツにつなげる「②セミオーダーで特注する」に落ち着きました。既成パーツが見つかったお陰で、金額も抑えられました。
今回のことで、セオリー通りの数値にとらわれなくても、使い心地のいい家具がつくれるのだと気づかされました。
松井理美子
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