鈴木アトリエ
鈴木ようこ・鈴木信弘
長く暮らした家、傷みが出てきたし、使い勝手も改善したいとリフォームを決断したら、これは無理だろうなあと諦めて心の奥に仕舞った夢を、是非引っ張り出してみてください。
傷みの修繕、使い勝手の改善などの機能性の向上はもちろん大切。だけど、予算のかけ方を工夫して、気分アップ要素も盛り込むことが、悔いを残さないリフォーム成功の秘訣です。
なぜそんなことを?
それは完成後に「実はこれが初めてのリフォームじゃないんです」と告白されることが多く、前のリフォームでは満足できなかったのかなと思うことがあるからです。
リフォームが終わった後に、やっぱり・・・と悔いを残さないために、心の奥に片づけていた「暮らしの夢」、小さくても大きくてもいいので1つは叶える、それが、これからの暮らしの大きな活力になることは間違いなしです。
それは、機能的な収納家具だったり、どのメーカーにもないオリジナルのキッチンだったり、蔵書を全て並べられる図書館のような本棚だったり、なんでもいいのです。
さあ!あなたの暮らしの夢は?
と、事例を見せて、さんざん気持ちを持ち上げておいてなんなのですが、実はリフォーム工事には悩ましい問題があります。
国は、過剰供給な住宅に対し、新築を増やすよりも、リフォームによる既存のレベルアップ、ストック重視姿勢を表明しています。ならば、なおさら、リフォームしよう!! と、金利の安い住宅ローンを探すと、なんと、良いローンがないのです。
今ある住宅ローンはあくまでも新築用。
リフォームで使えるローンには、金利が安いものはなく、上限額は低い。そんなリフォームローンでは、一歩踏み出す気にはなりません。
まとまった現金を持っていないと、やりたいリフォームができない、大問題です。
暮らしの豊かさを求めるなら、これからはスクラップ&ビルドから、キープ&チェンジです。
ああ、銀行様! 古い考えを変えて、夢を叶える手伝いをしてくれないでしょうか。
時代は変わっているのだから、リフォーム市場に本格的に取り組んでくれませんか?
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