住まいのまわり 「デッキ」

古川都市建築計画/一級建築士事務所

代表 古川達也


住まいづくりで大切な事は沢山ありますが、

日々の暮らしで、誰もが何となく見ていて

気が付いているもの。~住まいの外側「住まいのまわり」

にあるものについてお話ししたいと思います。

街に家を建てるとします。

「住まいのまわり」とは、家と街のあいだ。

家との繋がりもあり、街との繋がりもある。家との都合、

街との都合を調整したり解決したり。様々なケースが

あると思いますが、とても大切な場所です。

例えば、住まいのまわりに設置した「デッキ」のお話。

住まいのまわりに広いデッキがあると良い時があります。

庭のようであり、居室のようでもある。

庭と居室の中間のようなスペースといえます。

洗濯物を干すだけなら小さくても事足りますが、

広めで少々余裕があると、さらに快適。

以前に設計した個人住宅 【山見の家】


2階に家族共有のリビングダイニングがあるのですが、

居間に面して、少し広めの屋外デッキが付いています。

居間のくつろぎ空間の延長として、

日なたぼっこや、夕涼み、時に食事も楽しんだり。

居間と直接繋がることで、気軽に行き来出来ることが

ポイントです。道行く人と居間との距離を生み、

程よい間合いも確保出来ます。

手摺を目隠し壁のように立ち上げることで、気になる

周囲の視線も制御出来ますから、心地良いスペース

づくりも、土地環境に合わせ工夫次第と言えます。

ここでは、伸びやかな景色が広がる環境を活かし、

オープンで大らかなつくりとしています。

デッキを設けたアウトドアライフ!

ちょっとオススメです。

※【山見の家】の詳細は http://furukawa-arch.com/works/

横浜・神奈川|暮らしをデザインする建築家|AA STUDIO

神奈川県、横浜市の建築家を中心とした建築家グループ。住宅や各種施設設計の経験豊かな建築家メンバー自らで運営し建築家の紹介、建築家コンペのコーディネートなどの各種サービスを行っています。

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